平成17年(第76回)栃木展
望みは大きく!でも現実は厳しい!
春の展覧会シーズンの幕開けです。今回の展覧会の目的は、武蔵の優良獲得と真名姫を師匠(白井進友荘)や諸先輩方に見ていただくことです。展覧会は出陳だけでなく、犬を小さい時から色々な方に見ていただくと、飼育の方向性など、色々とアドバイスをいただけるので、大切な勉強の場となります。
さて、武蔵も1才3ヶ月になり若2での出陳です。昨年の秋は成長過程で体重が約25kgまでいって、会う方皆さん重すぎる(結果特良評価)と言われていましたが、食事制限もせず順調に体重も落ちてきて今回は21.5kgでの出陳となりました。
我が家から会場まで約75km、武蔵・真名姫とも車に酔いやすい体質なので、朝早めに出発する為、朝4時30分起床(眠い!)
今回はカメラマンとして娘も同行ですので、無理やり起こし、武蔵・真名姫の散歩に出かけます。
主に、おしっこなど、排泄目的の散歩です。以前は通常の運動をして、連れて行ったことがありましたが、車酔いはかなり体力を消耗するようで、リンクでバテてしまった経験から、軽く済ませます。
また餌も与えません、与えると車中で吐くことが多いからです。今回は犬用の酔い止めを使う事にしました。出発の30分前に飲ませると説明書に書いてあるので、会場到着時間を7時30分と決め、移動時間1時間30分位ですので、6時出発の30分前の5時30分に2頭とも飲ませました。
さあ、出発です。武蔵はバリケンネルで真名姫はゲージです。
ゲージですと周りが見えやすいので、レジャーシートで、周りを見えなくして、出来るだけ落ち着けるようにしましたが、15分後真名姫の嘔吐している音が更に5分後車内に独特の匂いが立ち込めてきました。
しゃんと排泄させたのですが、苦し紛れの脱糞です。匂いがたまらないので、途中コンビニで朝食を買うつもりでしたので、駐車場でゲージの掃除をしました。酔い止めの効果は真名姫には無いようです。
かなり吐いたりよだれを流していたので、師匠のまねをして水を飲ませます。水を口に含んで、真名姫の口を無理やりあけて、口移しで飲ませます。このやり方は、本来、闘鶏のチャボなどに水を飲ませるやり方らしいのですが、犬が酔っている時は、なかなか水を飲みませんので、かなり有効なやり方です。
アクシデントも有りましたが予定通り到着、栃木展の会場、花木センター駐車場はリンクを囲むように駐車できますので、リンクの近くに止めました、もちろん師匠の駐車分も確保、今回はリンクが5個です、第3リンクが中型犬に今まで使われていたのでその近くに止めました。
7時45分師匠と大先輩の○川さんの到着、とりあえずご挨拶をして、武蔵・真名姫を駐車上の周りで排泄をさせます。出陳している皆さんも犬を連れ出していますので、かなり神経を使います。
ちょっとした油断が、喧嘩で怪我をしたり、させたりしますと展覧会どころの騒ぎではなくなります。そんな中でも、色々な会場でお会いした方々に話しかけたり、かけられたりしながら会場に犬を慣れさせて行きます。
排泄を済ませたら、8時から受付が始まります。何処の会場でもそうですが、小型犬の出陳数はすごく多いので長蛇の列になりますがすが、中型犬は少ないので、すぐに受付を済ますことが出来ます。受付で、中型全犬と張り紙のあるの所で、雄・若2の○○(氏名)と言って番号札・目録・弁当の引換券などをもらいます。今回の番号は246番、目録を見ますと若2クラスは2頭のみ中型犬全部で27頭です。相変わらず、中型犬の出陳数は少ないです。ちなみに小型犬は233頭でした。雄・若2クラスのもう一頭は昨年の秋の群馬展で若1クラスで一席を取った四国犬です、この時点で、優良を取れれば2席だと後ろ向きの考えが出てしまいました。受付を済まして、いよいよ師匠・先輩方に犬を見せに行きます。今回は、○川さんに真名姫を見ていただく事も目的の一つでしたので、まずは真名姫から連れて行きました。
○川さん
胡麻と聞いていたけどぬた毛(灰粕色)に近いな色の出方で替わるけど面白いんじゃないか!
この系統にしては尾がいいな差し尾になるかもしれない」・・・・
うれしいお褒めの言葉、思わず私の顔がニターっとなっています。隣で娘がバカにした様に笑っています。でも、お世辞でもとっても嬉しいんです。
続いて、師匠
「色がだいぶ薄くなったなー!いい感じで色がぼけてきた、これなら白い部分と色の部分がうまく溶け込んで出せるな(出陳)」
日保の出陳は諦めてていたのですが、ちょっと色気が出てきました。
次に武蔵を見ていただきに連れて行きました。師匠・○川さんは武蔵を生まれたときから、見て頂いているので、甘えん坊の武蔵は鼻を鳴らして飛びつこうしますので抑えるのが大変です。武蔵と少し遊んでいただき、落ち着いたところで、お二方に見ていただきました。
○川さん
「秋とだいぶ印象が違ってきたな顔もだいぶ良くなってきたし、下あごのマスク(黒くなっている部分)も薄くなってきた、後は皺だけだなでも秋より皺も良くなってるよ」・・・
武蔵は額の部分に皺があります。白色の紀州犬も在るのですがあまり目立ちませんが、有色の場合皺が良く目立つのです。
秋の頃はブッチャー(プロレスラーのアブドラ・ザ・ブッチャーの額は皺だらけです)状態がすごく目立っていました。
成犬に近づくに沿って額が広がり皺が無くなる可能性がありますので、焦るなとよく言われていました。○川さんにとりあえず順調に育っている事を確認して頂いたので、ホッとしました。
続いて師匠
「内の系統は若1の頃はふっくらしているが、自然と絞れてくるから無理はさせるなよ、後1〜2kg絞ったらベストだな。皺は時間が掛かる、後は前足のサラサ(前足の肘から下が白ですが、そこに茶色の斑点在ります)が大分ぼけてきた、年齢とともに全体的に色が薄くなるからそうなればサラサも問題無くなるよ」
気にしていた部分が良くなってきているというお墨付きをお二人に頂き、順調に育っていると確信しました。しかし、それは外観的にです。
犬を見て頂いている間に開会式が始まっていました。
支部長の挨拶、審査員の先生の紹介リンクの割り振りや諸注意が終わりいよいよ1次審査ですがあまりにも小型犬の頭数が多い為、中型犬の審査は小型犬の審査が終わってからになりました。
たぶん11時過ぎに成るようです。このときまだ9時です。この日はかなり寒く時間が来るまで、車の中でおとなしくしていました。娘は真名姫を連れてあちこち動いていた様ですが。
ダラダラと時間を過ごしやっと中型犬の1次審査の番が来ました。
まず雄からです。若1クラスの出陳が無かった為、若2クラスからです。
武蔵が一番初めに審査を受けます。武蔵をケースから出し、まず霧吹きスプレーで体を濡らし、ブラシで毛を逆立てます。
有色犬はこうしますと色合いが一層引き立ちます。
いよいよリンク内へ連れて行きます。まず補助員の方に歯・舌・睾丸の検査を受けます。
何時、家ではすんなり受けさせてくれるのですが、異常に興奮して中々歯を見させてくれません特に噛み合わせです。あまり暴れるので見かねて、師匠がリンクの中へ飛び込んでくれて助っ人をしてもらいました。(師匠、ご迷惑をおかけしました)
続いて、審査員の先生によって個別審査です。先生が離れていれば武蔵も立ち込みとまで行きませんが、何とか動かずに居るのですが、近づいて来られると、遊んでくれると思い、飛び付こうします。
何とか立ち込み(の様な形で)の審査も終わり続いて、体高検査・被毛の検査です。体高は中型犬・雄は49cm〜55cmの間になければ成りません。
被毛の検査は染めているかどうかの検査です。白色の犬は紫色の紙で背中・頭部をこすり検査します。有色犬は白のティッシュペーパーです。
2つの検査が終わると、リンク内を三角形にハンドラーと共に歩き審査員の前で止まり最後の審査を受けて1次審査の終了です。終了後師匠にお礼を言い、ハンドリングのアドバイスを頂き、また、これから出陳する犬を見せて頂き、見学者として、リンクへ向かいました。
雄は全部で12頭ですぐ終わり、雌の審査です。
リンクの周りには、諸先輩が沢山いらっしゃいましたので挨拶がてらお話を伺いに回りました。
そこで、「中学生位の女の子が有色の仔犬を連れていたが、お前の犬か?」といきなり言われ、そっ!そうです、なぜ分かったんですが?と、お聞きしたら、ああいう色物(有色)を連れてくるのはお前ぐらいだろうとみんなで話していたら、武蔵がリンクに居たから、確信したよと言われ、有色紀州犬しか飼わないムクもだんだん認知されてきなと、とても嬉しく思います。
そこから、話が真名姫に移りあの色は、ぬた毛よりも銀胡麻になるかもしれない、面白い大事にしろ、おれの家にも色物の良い仔犬が出来たから、飼え、雄1頭に雌2頭じゃ大変だから武蔵は俺が預かるから雌を飼えなど色々意見を(アドバイス)頂いて、嬉しいやら、困惑するやらでした。
そこに四国犬を出陳している方が、我が家の紀州犬(さくらいさん)のホームぺージを良く見ているよ話しかけて来られ、私もムクというハンドルネームで書き込ませていただいていますとお返事しましたら、検索すると有色紀州犬というホームページもあるねたまに見るよ!との言葉が!そ、それ私です。知らない方にこのホームページのことを言われ、慌ててしまい、こんな返事しか出来ませんで、その節はすいませんでした。
また、3年前まで有色専門で飼育されていた方が娘さんと来られ、やっっぱり色物はいいねー!俺も飼って居たんだけど、足を怪我して諦めたんだ、もっと色物が増えるようにがんばってくれな、と励ましのお言葉まで頂き感激至極です。
色々な方とお話を伺っていたら、午後の2次審査です。
武蔵の興奮状態は高まる一方で手に負えません、ハンドラーの実力が無いのにこの状態では、結果は見えています。
結果よりも武蔵もムクも修行の場と割り切りリンク内へ、武蔵の興奮状態は頂点です。
しかも、隣の犬にウゥー!と唸っていくならまだしも、鼻をクゥーンと鳴らしていく始末です。
審査員の先生が何か話しかけてくれましたが、大人しくさせるので手一杯でよく聞き取れませんでした。
そんな状態ですから結果は四国犬が1席若犬賞、武蔵は特良かなと思っていましたが、アナウンスで優良2席、246番と流れましたので今日の目標達成です。
賞状と参加賞(名前や成績は書いてありません後で各自で書き込みます)のタオルを頂き、まっしょうがないなと言う気持ちで、リンクから出ますと師匠から、犬を甘やかし過ぎだ!っと大目玉をもらいました。武蔵は性格が優しすぎて甘えん坊だから、もっと厳しく接しろ、ハンドラーが厳しければ犬もビシッと立つ!もっと厳しく練習して来い!と、厳しいお言葉頂き、ムクも武蔵もショボン!と車へ戻りました。しかし、せっかく会場に居るのですから、ここで1人と1頭で反省会です、出来るだけリンクの近くで人や犬の近くで迷惑の掛からないように注意しながら、立ち込みの練習をしていました。師匠もすぐ来ていただき、気合の入れ方(叱り方)の講習会です、師匠の友人も駆けつけて頂き、審査よりも有意義な時間でした。
全犬の2次審査も終わり、最後に荘犬1席と成犬1席による本部賞争いです。
今日は雄雌合わせて2本の本部賞が贈られます。
リンク内に雄雌4頭の中型犬がそろいました。
ムクはオスの壮犬1席の犬が良いなと見ていたんですが、結果は雌の成犬1席と壮犬1席でした。
雌が本部賞を2本とも獲得です。最後の審査を見届けて、後片付けをして、師匠・○川さん諸先輩に挨拶をして、また展覧会場でお会いする約束して我が家へ向かいました。
次回に向けての本日の反省点
愛情を持って接するのはいいが、甘やかすな!もっと立ち込みの練習をしろ!
紀保でもお世話に成っている○熊さんがハンドラーです
自家製のビーフジャーキーの作り方を教えていただきました。早速挑戦します。
犬舎名 熊匠
愛姫号
色々お世話に成っています。
リンクの中でも落ち着いています。羨ましい!
犬舎名 白井進友荘
滝の吹雪号
天然記念物紀州犬の中でも大変数の少ない有色紀州犬の紹介
有色紀州犬では難しいといわれる展覧会への挑戦

